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所沢のリノベーション、平均価格はどのくらい? — 国交省データから読み解く相場感

2026-08-10

リノベーション・リフォームを検討し始めると、まず気になるのが「だいたいいくらかかるのか」という相場感です。ここでは、国が毎年実施している公的統計をもとに、リフォーム費用の全国的な傾向を整理します。結論を先に言うと、所沢市単位で公式に集計された価格統計は存在しません。まずはそこを正直にお伝えしたうえで、代わりに何を参考にできるかをご紹介します。

国の統計で分かること:リフォーム資金の全国的な傾向

国土交通省「住宅市場動向調査」(令和7年度)によると、リフォームを行った世帯が実際に支出したリフォーム資金は次のとおりです。

| 項目 | 令和7年度 | 令和6年度 | 令和5年度 | |---|---|---|---| | リフォーム資金(平均) | 170万円 | 154万円 | 137万円 | | リフォーム資金(中央値) | 70万円 | 48万円 | ― | | 自己資金(平均) | 143万円 | 132万円 | 112万円 | | 借入金(平均) | 27万円 | 22万円 | 25万円 |

出典: <a href="https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002012180.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国土交通省 住宅市場動向調査(令和7年度)</a>

ここで注目したいのは、平均(170万円)と中央値(70万円)の差が大きいという点です。これは、数百万円規模の大規模リノベーションを行う一部の世帯が平均値を押し上げている一方で、実際に最も多い層はもっと小さい規模のリフォームだということを示しています。「相場」を見るときは、平均値だけでなく中央値も合わせて見ることをおすすめします。

自己資金比率は84.2%と高く、多くの世帯が借入に頼らず貯蓄で対応している実態も分かります。

どんなリフォームが多いのか

同調査(令和7年度)では、リフォームの内容として次が上位に挙がっています(複数回答)。

  • 住宅内の設備の改善・変更:37.8%
  • 内装の模様替えなど:27.3%
  • 冷暖房設備等の変更:25.9%

規模で見ると、大掛かりな「増築」(9.2%)や「改築」(6.7%)よりも、「模様替えなど」(83.2%)が圧倒的多数を占めます。設備や内装を部分的に見直す比較的小規模な工事が、リフォームの中心だということが分かります。

所沢市の相場が分からない理由

この調査は「三大都市圏」単位での集計にとどまり、都道府県別・市区町村別の内訳は公表されていません。所沢市は首都圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)に含まれますが、首都圏だけを切り出した数字も調査には掲載されていないため、「所沢市の平均リフォーム価格は◯万円」と公式データから言い切ることはできません

比較サイトなどで「地域別平均価格」を掲げているケースもありますが、多くは各サイトの掲載業者からの見積もり件数をもとにした独自集計であり、公的統計ではない点に注意が必要です。

相場感をつかむための現実的な方法

公式な地域別統計がない以上、所沢周辺での相場感をつかむには次のような方法が現実的です。

1. 工事の範囲を明確にしてから聞く — 「キッチンだけ」「水回り一式」など範囲を揃えないと、価格の比較自体が意味を持ちません。 2. 複数の見積もり条件を統一する — 同じ仕様・同じ範囲で聞かないと、安い/高いの判断を誤ります(詳しくは<a href="/blog/reform-aimitsumori-torikata-en">相見積もりの取り方</a>で解説しています)。 3. 地元の実務家に、実際の施工実績ベースで聞く — 全国平均よりも、実際にその地域で工事をしている職人・工務店に聞くほうが、体感に近い金額が得られます。

縁(en)では、所沢周辺の実務家との有料相談を通じて、具体的な工事内容に基づいた費用感をお伝えしています。全国平均や比較サイトの数字だけでは判断がつかないという方は、<a href="/consult">相談ページ</a>から現在のお住まいの状況をお聞かせください。

リフォームのきっかけと、築年数の目安

同調査(令和7年度)では、リフォームのきっかけとして次が上位に挙がっています(複数回答)。

  • 住宅がいたんだり汚れたりしていた:39.7%
  • 家を長持ちさせるため:22.3%
  • 省エネ性能の向上のため:17.8%

築年数で見ると、新築で取得した住宅のリフォーム時期は平均築後27.2年、中古で購入した住宅では平均築後35.4年が目安になっています。「まだ早いかも」と迷っている場合でも、築25〜30年前後は多くの世帯が実際にリフォームに踏み切っている時期だと言えます。

多くの人が感じている不安:見積もりの妥当性

同調査では、リフォームで困ったこととして「見積もりが適切かどうかわからなかった」と回答した世帯が15.2%にのぼりました(「費用が当初の見積もりよりオーバーした」も9.3%)。価格の妥当性を判断しづらいという不安は、決して珍しいものではありません。工事範囲や仕様を揃えたうえで複数社に確認する、あるいは地元の実務家に直接内訳を聞くといった方法が、この不安を減らす現実的な手段になります(<a href="/blog/reform-aimitsumori-torikata-en">相見積もりの取り方</a>も参考にしてください)。

まとめ

国の統計では、リフォーム資金は全国平均170万円・中央値70万円(令和7年度)。ただし所沢市単位の公式データはなく、「所沢の相場」を正確に知るには地元の実務家に直接確認するのが最も確実な方法です。年度によって数字は変動するため、最新の統計は<a href="https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002012180.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国土交通省の公式発表</a>で確認することをおすすめします。

リノベのご相談は 実務家に相談、お申し込みは 縁にお申し込みをご利用ください。